ご家庭でのシミ抜き

シミを作ってしまったら、まずは、応急処置が肝心!
下記のアドバイスを参考に対処しましょう!
まずは、下記の分類表を参考にシミの種類を見分けましょう。

1. 水溶性と油性、その他のシミの種類を見分けよう

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水に溶けやすい水溶性の汚れと、油に溶けやすい油溶性の汚れは、処理の仕方が違うので気をつけましょう。 意外なのが、カレーやマヨネーズ。油分より水分のほうが多いので水溶性の扱いです。 チョコレートのように、水分と油分両方の処理をしなければならないものもあるので要注意。

2. ひろげない、移さない、繊維を傷めないが応急処置三大法則

img_simi3外出先で食べ物を服にこぼしてしまったとき、慌ててゴシゴシとこすってしまいがちですが、絶対にやめましょう。 汚れを広げてしまうし、ほかの部分にまで汚れをつけてしまうのはもちろん、服の素材も傷めてしまいます。 応急処置の基本は「つまむ」です。 また、お店のおしぼりは漂白処理されていることがあるので、デリケートな繊維には使わないほうが安全です。

3. 食べこぼしが服についたら、まずつまみ取る

水溶性の食べこぼしを「つまむ」方法には手順があります。まず、乾いたティッシュで固形物を取り除き(ここで叩いてしまうと、汚れが繊維の内部に入ってしまうので注意)、シミの部分に水を含ませます。それから、水を含ませたティッシュでシミをつまみ取っておくのです。石鹸があったらティッシュに少量こすりつけて拭くとより効果があります。ネクタイについたシミも同様につまみ取ります。最後に乾いたティッシュやハンカチで水分を吸い取ってから、手のひらを当てて、暖めるように乾かしておくと輪ジミも残りません。

4. 泥ハネを発見したら、乾いてからもみほぐす

雨の日、よくつけてしまうのが泥ハネのしみ。なかなか落ちない汚れなので、応急処置が重要です。 泥がまだ乾いていないときは、とりあえずティッシュでつまみ取っておきましょう。 すでにもう乾いていたら、手で揉みほぐしておくと、後で処理が楽になります。

5. 口紅がついたら、石鹸をつけておく

口紅のシミは頑固なので、応急処置はある程度汚れを落としておくというよりほかの部分にまでシミを広げてしまわないために行います。 まずは、乾いたティッシュでつまみ取ります。その後、ティッシュで石鹸をこすりつけて拭いておくと効果があります。

6. シミ抜きの七つ道具を用意しよう

img_simi4どんなシミでもこれさえあれば対応できる、シミ抜きグッズです。まずは中性洗剤、漂白剤は塩素系と酸素系を両方(布地によって使い分ける)。油性のシミを落とすベンジンと消毒用アルコール。そして、なんと除光液も役に立ちます。 七つ目の小道具はポンポン棒(右図)。ガーゼの中心に脱脂綿をのせて割りばしの太いほうに巻きつけたてるてる坊主を作る要領で手作りするものです。シミを叩くのに便利です。シミのついた服は、裏返してタオルなどにのせ、ポンポン棒で叩いて、汚れをタオルの方に移していくのが基本的な作業です。

7. カレーのシミは周辺部から攻めていこう

カレーのシミは、応急処置だけではなかなか落ちません。小さじ1杯の中性洗剤を100ミリリットルの水で薄めた溶液で、シミ周辺から叩いていきます(中央から叩くと、シミが広がってしまします)。タオルの位置を変えながら、それ以上落ちなくなるまで叩いたら、次はポンポン棒を変えて、漂白剤の薄め液で叩きます。そのあと水ですすぎ、最後に輪ジミ対策として、霧吹きで水を吹き、まわりとの差をボカします。あとは、タオルなどで水分を拭き取ってください。

8. 口紅のシミは、ベンジン、アルコールの交互使いがポイント

応急処置した後の口紅のシミ(=油性)には、ベンジンとアルコールを交互に使いましょう。汚れを落としに水を使うのは禁物です。 タオルの上にのせた服を移動させて、常にタオルの新しい面に口紅を移していくようにしましょう。 ベンジンとアルコールでも落ちなければ、中性洗剤を使います。その後は、すすぎとして水で叩いて洗剤を抜いてから水溶性のシミ抜きと同様に輪ジミの処理をすればOKです。

9. 泥ハネがついた服はヘラでしごいてから洗濯する

泥ハネのシミは、手でもみ洗いしても、なかなか落ちません。この頑固なシミにはヘラが活躍します。 ヘラがなければアイスクリームについてくるプラスチックのスプーンでもOKです。 まず、残っているシミの部分に石鹸を直接こすりつけます。泥と石鹸がなじんだら、ヘラを使って、シミごとしごき落とすというわけです。布を傷めないように、ヘラをねかせて、上から下へと一方向にしごいていきましょう。 ある程度汚れが落ちたら、洗濯機で丸洗いをします。

10. 墨汁のシミには中性洗剤とごはん粒が効く

墨のシミ抜き法のポイントは、ごはん粒の利用です。墨のススの成分は、繊維の本当に細かい部分に入り込んでしまいますが、ごはん粒のネバネバと、洗剤の成分との相乗効果で、墨の汚れにうまく絡まって取れてくれます。 まず、中性洗剤とごはん粒をポリ袋に入れて混ぜ合わせます。この洗剤入りごはん粒をシミに練り込んでから、ヘラでしごきます。 少しずつ水を流しながらやるのがコツ。 墨が繊維に広がらず、流れます。 後の作業はほかと同様です。

11. 「?」のシミには、油性シミの処理法から試そう

なんのシミだかわからないときは、油性のシミの落とし方から試してください。 油性のシミに水を使ってしまいますと、落ちにくくなってしまいます。ベンジン、アルコールでだめだったら水を使うという手順を覚えておきましょう。 また、色柄物に塩素系の漂白剤を使うと色落ちしてしまいます。色柄物には酸素系漂白剤を使いましょう。 また、アセテートに除光液を使うと繊維が溶けてしまいます。初めて使うときは、裏側などでテストすると安心です。



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